満員電車の怪

怪というか恐怖というか、なんとも言いようのない光景を見た。

帰宅時の電車の中。
ワシの目の前にいた男性（３０代後半っぽい）がケータイで見ていたのは、どう見ても出会い系サイト。
そして、一心にメッセージを打ち込む姿は何と評して良いのか……。
とにかく、スゴいと思わせてくれたのは、最初の名前を打ち込んだかと思うと、以下十数行にわたるメッセージを瞬く間に入力していた事。
どうも定型文が入力済みのようであったが、それを呼び出すだけでも物凄い指さばきだった……。
定型文で一気に画面がスクロールしてしまうので冒頭部分は読めなかったが、文末の方で読めてしまった単語がいくつか。
『東京下町』　『コミュ参加だけでも』　『ワイワイ出来たら良いなと』
みっ、見たくて見たんじゃないんだからね！　身動きできない満員電車でどうしても視界に入ってきちゃっただけなんだからっ！！


しかし、出会い系サイトってのはサクラばかりだというのが通例だと思っていたけど、どうなんだろうか。だいたい、どんな相手が閲覧しているのか分からないのに自分の顔写真なんて載せないだろフツー？
そもそも、満員電車で背後から丸見え状態にもかかわらず堂々と出会い系を閲覧するその精神がよくワカラン。
まぁ、きっと十分以上に稼いでいる人で、余った小遣いの使い道に困った末に冷やかし半分で出会い系サイトに登録してみたんだろうな……と無理矢理に理解。

そういや、もう長い事出会いって無いなぁ……（´・ω・｀；ｼｮﾎﾞｰﾝ