電車に揺られる者の殆どは帰路の途なのだろう。男自身がそうであるように。
その車内は早朝時の通勤ラッシュほどではないものの、乗車率は１００％に達しているように見えた。
両国駅。男の前に座っていた男が腰を上げた。どうやら彼の目的地のようだ。
（お疲れ様。明日も頑張れよ…）
男は彼の背を見送る事なく呟いた。これでも手の中で開いている文庫本の消化に余念がないのだ。
だが、男の前には空白となった座席がひとつ。満員と呼べる車内にあって、一人分の空席というものは存外に目立つ。
別に座る気などなかった。ふくらはぎを圧迫するサポーターのお陰もあり、通勤中くらいは立ち続けてみたところで苦ではない。
男は半歩退きながら心の中で叫んだ。
『 年 寄 り が 座 る と い い ！ 』
その叫びが届いたのかどうか、一人の男性が座る。
見た目だけは、男とそう変わらぬ歳に見えた。
だが、騙されてはいけない。奴はとてつもなく年を喰っている。
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昨日、定時近くに上がる事が出来たので、地元の１００円ショップに寄ってみた。
芳香剤と、つまようじ用の容器。
容器に入っているつまようじは、職場で溜めていたものです。弁当用の箸に入っているのを集めているのですが、容器がないと如何ともし難くなってきたので。
別に、つまようじが欲しいだけなら、同じく１００円ショップで６００本入りとか売っていますが、別に使用目的ではなく、どこまで溜められるかが命題なのです。
まぁ、必要とあれば使いますけどね。
芳香剤は、隣の席の対オッチャン用。
ヤニ臭ぇんだＹＯ！ 室外で喫ったら、臭いが消えるまで戻ってくんな！ そしてその分給料は引く！！
１００円ショップの品なので、まぁ、気休め程度のものですが……。
しかし、隣にヘビースモーカーが居るだけで、こっちの服までヤニ臭くなりそうなのって犯罪だよな。
タバコは害悪だと、何度でも言うぜ。
そして、実を言えば日記なんて書いてる場合じゃないっつぅの。
ってほどに小説手直し中。
現在、４７３／６０５まで進んでいます。今週中になんとか仕上げたいけど……無理か。
詳しくは手直し終了後にでも。
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